【アカデミック活用】日本創造学会にて「大喜利の学習への活用と効果」を発表
2025年11月1日、大喜利ドットジェーピーは、国内における創造性の理論と実践の探求を目的とする日本創造学会の年次大会にて、「大喜利の学習への活用と効果」と題したインタラクティブ発表を行いました。
1. 日本創造学会とは
日本創造学会は、1978年に設立された、創造性に関する理論と実践を学際的に研究する権威ある学術団体です。工学、経営学、心理学、教育学など多岐にわたる分野の研究者が集まり、イノベーションや問題解決といった現代社会の重要課題に対する「創造性」の発揮について深く探求しています。
この学会で発表することは、「お笑い」のコンテンツとして知られる大喜利を、「提案と探求のゲーム」として、学術的・科学的に位置づけるうえで非常に重要な一歩となります。
2. 山本ノブヒロの発表内容と目的
大喜利ドットジェーピーの山本ノブヒロは、「大喜利」の学習への活用と効果について、参加者自身が体験を通じて理解を深められるよう、インタラクティブな形式で発表を実施しました。
🔹 発表内容 〜インタラクティブ形式での「言葉あそび」の有用性の共通体験
本発表の核となったのは、以下の2点です。

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動機づけと自己効力感向上のメカニズム解説: 大喜利メソッド®がどのようにして、参加者の動機づけ(モチベーション)や自己効力感(困難な課題に対しても自分ならできるという自信)を向上させるのか、その心理的なメカニズムについて、実践例と理論に基づいて詳細に解説しました。
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他の体験学習コンテンツとの比較考察: ブレインストーミングやロールプレイングといった他の体験学習コンテンツと比較し、「大喜利」が持つ独自の優位性について論じました。特に、ユーモアという要素が持つリスク低減効果が、創造的発想を引き出すうえでいかに有効であるかを検証しました。
これらの内容は、実際に大喜利ドットジェーピーの企業研修等で活用されている具体的な「大喜利的ゲーム」や「大喜利と同じ脳領域を使うカードゲームやエクササイズ」を聴講生に実体験してもらう形で実施され、理論と実践を結びつけた非常に説得力のある発表となりました。
🔹 発表の目的
この発表の目的は、大喜利メソッド®が感情論や感覚論ではなく、学習科学や創造性理論に基づいた再現性の高いフレームワークであることをアカデミックな場で証明し、企業研修や教育現場におけるその導入価値を明確に示すことにあります。
ビジネス地域活動としただけでなく、「学問」の領域においても、大喜利活用が広く社会貢献していくためのステップとしていきます。
3. 今後の展望
今回の学会発表で得られた学術的な知見とフィードバックは、今後の大喜利メソッド®の更なる進化に活かされます。
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プログラムの科学的裏付け: 研修・講座プログラムのカリキュラムをより深く洗練させ、イノベーション創出やリーダー育成といった高度な課題に対応できるメソッドとして強化します。
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教育現場への展開: 「唯一の正解」を求める旧来の教育観から脱却し、多様なアイデアを受け入れる力を育むための教育コンテンツとして、学校・教育機関向けの提供を加速させます。
大喜利ドットジェーピーは、今後も「大喜利を、真面目に科学する。」という姿勢を貫き、個人と組織の創造性を高めるための新たな価値を探求してまいります。


